と思っていたところ、目に留まった不動産クラウドファンディング。
CREAL(クリアル)は、そのサービスの中でも先駆者的な存在で着々と実績を積み重ねてきています。
その信頼度の高さから、私もすぐに投資家登録をして応募を始めています。
2024/7/4追記
2024年6月から実際に投資を開始しました!
そしてCREAL(クリアル)の運営会社であるクリアル株式会社は業績好調そのもの。
先週5/15の決算発表を受けて株価は下落トレンドから反転しているようにみえます。
不動産投資と株式投資、異なる投資手法ではありますが、両者とても気になったので、今回はそれぞれに「投資妙味はあるのか?」をみていきます。
CREAL(クリアル)に興味がある方は、運営会社の業績もチェックできますし、クリアル株式会社への投資を検討している方は事業内容の特徴もチェックできます。
ぜひ最後までお読みください。
CREAL(クリアル)のサービスの特徴や魅力
CREALは不動産クラウドファンディングのサービスです。
不動産クラウドファンディングは、インターネット上で投資家から資金を集めて、その集めた資金で不動産を取得して運営します。そこで得た利益の一部を投資家へ分配するという、新しい不動産投資の仕組みです。
不動産クラウドファンディングのサービスについては記事で紹介しています。
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不動産クラウドファンディングって何?初心者でもできる?【丁寧解説】
続きを見る
それでは早速サービスの特徴をみていきます。
実績は最多!パフォーマンスもgood
まずは実績から見て行きましょう!
1.案件数100件超え
CREALのサービス開始は2018年11月です。
2017年の「不動産特定共同事業法」が改正によって不動産クラウドファンディングの環境整備が行われたのち、いち早く参入しています。サービス開始から、2024年5月の現時点までで募集総件数は110件に上り、他社サービスと比較してもトップです。
私が調べた限りでは、次点は96件のCOZUCHI(コヅチ)、その次は65件のTOMOTAQU(トモタク)でした。※中止、延期などの案件も含まれている可能性はあります。
2.元本割れ0件
実績が多いにもかかわらずこれまで元本割れは0件です。
つまり、いままでCREAL(クリアル)で投資した人で損をした人はいません。
まだサービスが始まってからそんなに年数がたっていないため、他社でも元本割れを起こしたケースは見当たりませんでした。それでもサービス開始から約5年半、誰も損をしていない、というのは投資案件としてすごいことです。
3.平均想定利回りは4.3%
平均想定利回り(年利)4.3%とパフォーマンスも安定しています。
大手銀行の金利が0.02%程度ですから、こちらもすごいことです。
信頼度がトップレベル
実際に利用した私の感想も盛り込みながら、CREALの信頼性を紹介します。
1.情報開示が丁寧
物件情報には30秒程度動画もあり、雰囲気がつかみやすいです。
また、物件の最寄り駅の乗降客数推移や近隣エリアの賃料推移、利用客の分析などマーケット情報がグラフで分かりやすく説明されています。
不動産初心者の私には、物件情報は何をどうみればよいのかわかりませんが、CREALの物件は住宅やホテル、保育園、学校等、慣れ親しんだ物件が多いことに加え、情報開示が丁寧なので、苦なく理解することができます。
私は全部で8社登録していますが、情報の分かりやすさが1番だと感じます。
2.運営会社が上場企業
不動産クラウドファンディングの運営会社の中で数少ない上場企業の一つです。
決算資料などで経営状況が確認できますし、なにより監査が義務付けられているため、健全な経営が期待できます。大口投資家ほど、信頼できる会社を選ぶと思いますので、他社と比較して非常に有利な点です。
3.特別目的会社(SPC)は未導入だが、、、
万が一倒産した場合、特別目的会社(SPC)を導入していると、投資家の資金で購入した不動産はSPCの所有物であり倒産隔離の対象となります。このため、SPCを導入していることは投資家にとって非常に大きな安心材料となります。現在のところ運営会社のクリアル株式会社は特別目的会社(SPC)を未導入です。
ただ、決算説明資料を確認したところ、特別目的会社(SPC)を含めたシステムを開発中のようです。導入されれば安全面で最強になります。
CREAL(クリアル)の魅力は会社の信頼度が高いこと
CREAL(クリアル)の投資先としての魅力は利回りもさることながら、前述した「会社の信頼度が高い」ということだと思います。特に大口投資家の方にとっては資産を信頼できる安全な場所に預けられることは何より重要です。
私が不動産クラウドファンディングに興味を持ったのは、2022年の米株の大幅下落で「株と投資信託だけではリスク分散できていないのでは?」ということに気付き、他の資産クラス(金、債券、不動産等)への投資を調べ始めたことがきっかけです。
同じように、リスク分散先の1つとして不動産クラウドファンディングを利用する方が多いのではないかと思います。
その目的を踏まえて不動産クラウドファンディングのサービスを選ぶとしたら、1番重視する点は「運営会社の信頼度が高いこと」の1択です。
もちろん利回りが高いに越したことはないですが、万が一倒産してしまったり、出資した資金を別のことに使われてしまったりしたら、元もこもないですよね。。そもそも短期間で大きな利益を狙うなら、(リスクは大きくなりますが)株式投資等他の投資方法が向いています。
こちらの記事で不動産クラウドファンディングのサービスを6社厳選して比較していますが、決算情報やサービス詳細をしっかり調べて選んだ6社の中でも信頼度が上位なのがCREAL(クリアル)でした。
因みに私は一番最初に登録、応募していて、その1番の理由は「信頼できるから」です!
CREAL(クリアル)の信頼度が高い理由おさらい
- 応募総件数は業界トップで元本割れ0件 ※2024年5月時点
- 動画を含む物件情報の開示が丁寧
- 運営会社が上場企業であるため必然的に監査が義務づけられている
CREAL(クリアル)に投資するとどのくらい儲かる?
CREAL(クリアル)に投資するとどのくらいの利益が想定できるかを計算してみます。もちろん出資する案件によって異なりますが、これまで元本割れは0件、平均想定利回りが4.3%なので、以下のように想定できます。
100万円投資した場合の税引き後の金額
100万円が1年後 ⇒ 約103万4千円
10年後 ⇒ 約140万円
※運用が想定通りにいった場合の金額です。元本割れの可能性もあります。
100万円投資して10年で40万円の利益です。
これまでの実績からみるリスクの少なさを考えると、十分すぎる利益だと思います。
クリアル株式会社の特徴と株価の動き
続いて、CREAL(クリアル)の運営会社であるクリアル株式会社について、みていきます。
株価情報(2024/5/20時点)
株価:4,850円
PER:34.2倍
PBR:7.74倍
配当利回り:0%
2022年4に上場、上場来安値は2022年6月の673円、上場来高値は2023年8月の9070円。大手不動産(三井不動産、住友不動産等)のPBRは1.0~1.5なので、7.74というPBRは割高?ただし規模が全く違いますし、これまでにないサービスを持った成長企業なので、比較すべきではないのかもしれません。
事業内容
個人投資家向けの不動産クラウドファンディングサービスCREALが主力、他にも富裕層、機関投資家向けのCREALPRO、個人の大型投資向けのCREALPBを展開しています。
決算内容
決算内容を見ていきます。
以下情報はクリアル株式会社のHP上の決算資料(2024年3月期)を参照しています。
売上高、売上総利益、営業利益の推移
期 | 売上高 | 前期比 | 売上総利益 | 前期比 | 営業利益 | 前期比 |
---|---|---|---|---|---|---|
2021/03 | 7,141 | 89.1% | 1,165 | -% | 183 | -30.4% |
2022/03 | 10,581 | 48.2% | 1,554 | 33.4% | 313 | 71.0% |
2023/03 | 16,436 | 55.3% | 2,206 | 42.0% | 547 | 74.8% |
2024/03 | 21,044 | 28.0% | 3,562 | 61.5% | 980 | 79.2% |
2025/03 | 43,600 | 107.2% | 4,750 | 33.3% | 1,350 | 37.7% |
業績の伸びがすごいですね🙂
成長のための投資を積極的に行っていく段階のようで、当面は営業利益ではなく、「売上総利益」を重視した経営を行っていくとのことです。
因みに投資家数も右肩上がりで前期末の40,860人から23,019人増加して、63,879人とのこと。投資家獲得においてはSBIグループとの提携によりSBI証券HPからの流入があるようで、引き続き投資家の増加が期待できそうです。
さらに成長戦略にも勢いを感じます。
とにかく成長意欲が旺盛な印象で、事業拡大に期待が持てます。
その他の経営の安全性を図る指標
自己資本比率:10.5%
流動比率:110.9%
自己資本比率は、クラウドファンディングの預かり金が負債となるため、事業の特性上こういう数字にになるものと理解しています。
株価推移
以下、上場来のチャートです。
IPOから時間がそれほど経っていないためか、株価の動きが激しいです。直近の上げは5/15発表の決算ですね。
2023年8月、2024年2月頃の下落理由が気になりますが、理由はよく分かりませんでした😅ただ、2023年4月頃から短期間で3倍近くに跳ね上がっているのでその反動と、2023年8月9月10月は株式市場全体が悪かったので、その影響でこのくらい下がるのは不思議ではないかな、と思います。実際に、これといった理由もなく2023年4月からの上げを10月までに全戻し、2024年1月からの上げを4月までに全戻ししている株は多いです。
業績からして株価は上向きだと思いますが、地合い次第でしょうか。
少しずつ上昇してほしいですが、これだけ株価の上下が激しいと入りにくさはあります。
あと、不動産株なので、今後金利の上げが鮮明になってきた場合、注意が必要です。
まとめ
本記事のまとめ
- CREALは実績多数で信頼度が高い。元本割れ0件で平均想定利回り(年利)4.3%
- 不動産クラウドファンディングのサービスの中でも信頼度が高い為、自分でも応募している
- クリアル株式会社は業績の伸びと成長意欲はすごい
- クリアル株式会社の株価は地合い次第か!?入るにはタイミングが肝心
不動産投資と株投資、本来投資先として並べる対象ではありませんが、どちらも新しく、勢いがあって面白いですね。投資妙味は十分あると感じました。実際にCREALの物件には応募しています。(残念ながら、抽選で落ちてしまいました🥲)
2024/7/4追記
2024年6月に無事当選して投資を開始しています!
「不動産クラウドファンディングに興味がある」「どういう会社があるのか知りたい」という方は、以下記事でサービスを厳選していますのでぜひご覧ください。
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今回の記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。