スワップ投資

【追記:利確しました】ドルフラン取引レポート【スワップポイント投資】

※当ブログのリンクには、広告が含まれていることがあります。

2024/5/2追記

本日、ドルフラン、急遽全決済しました

<決済理由>
本日の15:30発表のスイスのCPIが先月より0.4%プラスの1.4%でした。このことで、スイスの景気後退によりフラン安になる、またはスイス中銀がデフレを恐れて為替介入(フランを売る)する可能性が少なくなりました

また、ここ数日の報道などから、FRBはアメリカのインフレは継続するもののこれ以上強くなることは考えていないのではないか、という印象を受けていました。このため、スイスにフラン安になる材料なし、アメリカにドル高になる材料は今後出てこないかも、と考えました。

というのが一応理由ですが、、自分の考えに自信はありません!結局よくわからなくなって保有していること自体が不安になったので決済した、というところです。

少しでも不安があるところより、他の自信があるところに資金を置いておいたほうがよいと判断しました

実績更新しました。記事の最下部をご覧ください。

*********************************************************************
2024/4/22投稿

現在保有中の米ドル/スイスフランについて、保有している理由、利確予定、運用実績をまとめました。米ドル/スイスフランは2023年12月から5万通貨、150万で保有中です。

理由① 年利15%程度のスワップポイントがもらえる

<2024年4月時点>

スイスの政策金利    ➡ 1.50%

アメリカの政策金利   ➡ 5.50%

スイスの政策金利は2023年6月以来1.75%で据え置かれていましたが、インフレが落ち着いたことから今年3月に1.50%に利下げされました。一方、アメリカの政策金利は2023年7月以来5.50%に据え置かれたままで利下げの目途が立っていません。(現状、市場は利下げは9月、今年の利下げは1回と予想していますが、引き延ばされる可能性はあります)

このことから、市場の予想通りであれば今年中は今の水準のスワップポイントをもらえることになります。仮に1年間保有し続けた場合は、スワップポイントだけで150万×約15%=約225,000円の利益となります。私が保有している松井証券の米ドルスイスフランは4月現在1万通貨あたり「163円/日」程度のため、1日当たり815円(163×5万通貨)もらっています。

理由② ファンダメンタルズ的に0.88以上は維持しそう!?

以下、米ドル/スイスフランの過去約2年間のチャートです。

0.88より上を維持しそうと思う理由は「スイス中銀がスイスフラン通貨高を嫌がっている」ためです。スイス中銀は2023年12月まで、インフレを抑制するためフラン買いを積極的に行ってきました。このため、ちょうどドルの下落とあいまって12月にかけて(スイスフランショックを除けば)12年以上ぶりのフラン高となりました。
しかしインフレがおさまるにつれてスイス中銀の姿勢が以下のように変わってきます。

以下、スイス中銀総裁声明要約(意訳は勝手な想像です)です
チャート上の①~④の時期の声明です

 ① 2023年12月29日 外貨売却に注力する必要はない。 
   ⇒(意訳:インフレ抑制のためには十分フラン高になった

 ② 2024年  1月17日 フランの上昇はインフレ見通しに影響あり 。
   ⇒(意訳:ちょっと高すぎるかも

 ③ 2024年  3月21日 インフレとの闘いが効果的であった。 
   ⇒(意訳:インフレ対策終わり

 ④ 2024年  4月  9日 為替介入はインフレとデフレの圧力の両方を防ぐ上で重要な手段。フランが1.1%上昇するのを防ぐには 約270億フラン(の為替介入)が必要。 
   ⇒(意訳:もしかしたらフラン高抑えるために為替介入するかも。試算までしたよ

スイス中銀はもともとフラン高を気にしていて、今回のインフレが始まるまではむしろ積極的に外貨購入しフラン高を抑える政策をとってきました。それを近年のインフレを抑えるために外貨売却へと政策変更しました。

そして、インフレがおさまった現状(3月CPI=1.0)では、更なるフラン高はデフレをまねきかねず、スイス中銀はフラン高を抑えたいと考えていて、それが上記の声明に現れているのでは、と思っています。

スイス中銀はとにかく他国に遠慮なく為替介入をしてくるため、スイスフランは他の国よりも、中銀の為替操作の影響大きく受けやすいです。このため、スイスのインフレが再燃しない限りは、少なくとも利下げを発表する前の水準0.88前後(チャートの③)には戻りずらいかなと勝手に考えてます。

そして一般的に中央銀行は急激な為替の変化を嫌うため、今後も緩やかにフラン安が継続すると予想してます。

購入したのは2023年の12月で、SNSを参考にFXの戦略を考えているうちに「どうやらスワップポイント投資というものがあるらしい」「米ドルフランは過去チャートからみてかなり下落しているらしい」ということを知り、5万通貨を10回以上に分けて12月の前半で分割購入しました。

運用実績を見ていただくとわかるように平均取得単価が0.87610なので、年末さらに下落した時には大きな含み損でした。その時は長期保有していればスワップポイントも増えるし、ファンダメンタルズでは上がるはず、と思い保有し続けましたが、リスク管理面では反省しかないです。購入した時はスワップポイント投資が初めてだったこともあり、購入を焦ってしまいましたが、積立投資のように1ヶ月以上時間をあけて分割で買っていくべきでした。

そして利確についてですが、結論としては、まだまだ継続保有、状況に応じて0.93、0.95、0.97あたりで分割利確、年内に利確の水準に達しなければ年末で利確(又は損切り)しようとおもいます。

ただし、スイスのインフレ再燃等によりスイス中銀の姿勢が変わったら即利確又は損切りします!そこは為替介入や総裁声明などの中銀の動向を注視しながら考えていきます。

運用実績

<2024年5月2日全決済>

平均取得単価:0.87610 保有通貨数:5万通貨 

スワップポイント:107,827円 為替差益:298,342円 → 合計:406,169円

 

今回の記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

★こちらの記事もどうぞ★

目的別にFX会社を比較。自動売買、裁量、スワップ投資、総合力では?【2024年10月更新】

続きを見る

米国株の情報収集はこれ。米国株投資に役立つツールを5つ紹介します

続きを見る

 



★ブログランキングに参加中です★
よろしければ応援してください!

全般ランキング
全般ランキング

にほんブログ村 投資ブログへ
にほんブログ村

-スワップ投資
-