こういう理由で投資はしなくてもいい、と思っていた時期がありました。
日本は長い間デフレ下にあり、株価が上がらなかったので、
投資しても増えるイメージが湧かなくて当然だったかもしれません。
これまで投資をしていない方も、
同じような理由で投資を見送ってきた方もいると思います。
しかし、投資について調べたり考えたりしていくうちに、
今、私の考えは全く異なるものになっています。
今は
そもそも価値が変わらないものなんて存在しない。
せっかく労働によって日本円という価値を生み出したのだから、
その価値が下がらないように自分がコントロールしていこう💪
という気持ちでいます。
もちろん一日でこんな変化があったわけではなく、
経験や知識とともに時間をかけて変わってきました。
本記事では、これまでに感じた後悔などを紹介しながら、
私が投資をしている理由を書いていきます。
投資する理由は機会損失が怖いから
自分が投資している一番の理由を考えてみました。
すぐに思い浮かぶのは、「投資が楽しい」「お金を増やしたい」です。
でも、他のことで忙しい時でも、別のことに夢中になっている時でも、
「やらなきゃ」という思いに駆られるのは、
「機会損失をしたくない」という思いが強いからだと思います。
そう思うのは、ある後悔がきっかけです。
一番の後悔
私は過去勤めた会社に企業型確定拠出年金の制度があったので、15年以上積み立てをしてきています。(企業型確定拠出年金はiDecoの企業版です。)
毎月積み立てる資金を投資信託で運用できるのですが、
初めの10年くらい、何も考えずにずっと金利の低い元本確保の定期預金に預けてしまっていました。
コロナ禍になり株価が大幅下落した際、
「こういう時に投資信託に入れればよいのかも!?」
と一瞬頭によぎったのですが、忙しかったこともあり実行には移しませんでした。
その後、私はずっとやっていなかった投資を再開しました。
そこでいろいろ勉強していくうちに、
私が企業型確定拠出年金を始めた時から、
株価が2.5倍にあがっていることにようやく気が付きました。
なんてもったいないことをしていたんだ…と愕然としました😨
始めた時にちゃんと株式の商品を選んでいれば、すごく増えていたはずなのに。。
何も考えなかったことが悔やまれます。
今考えると、積立なので単純にそれまでの合計額の2.5倍にはならないですし、
金額としても大したことはないのですが、その時は
一世一代のチャンスを(そんなことは絶対にないですが)逃してしまった・・・
くらいのメンタルでした。笑
そしてさらにコロナ禍以降株価は上がり続けて、タイミングを逃しまくったのですが、
なんとか2022年中には企業型確定拠出年金の全額を株式と金への預替を完了しました。
結果、今では100万円以上増えた
その後、今年の1月に全額idecoへ移していますが、
これまで運用益だけで100万円以上増えています👍
こちらが今のidecoの資金です。
評価損益の額558,457円は、idecoに移した2024年1月から増えた分です。
それまでに増えた分は60万円くらいで、資産評価格合計に含まれています。
↓1月に移しています。
2年で100万以上増えているのもすごいですが、1月からの増え方もすごいですね。
これでやっとこれまでの悔しさが薄れつつあります。笑
「知っている」だけで結果が大きく変わる
この経験から実感したことは、
「知っている」というだけでこんなに大きく結果が変わる
ということです。
決して難しい技術があるわけでも、一握りの人しか知らない情報を知っているわけでもありません。
皆が聞いたことがある国の制度の範囲で行動しただけなんですよね。
もちろん投資というのは、株価が下がれば損をすることもありますし、
SNS上では、ギャンブル的な投資で損をした、という人の投稿も見かけます。
ただ、インデックス投資という、国の株価指数や世界株式に長期投資をすることは、
決してギャンブルではないですし、今後成長していくであろう未来への投資です。
これは個人的な考えなのですが、、、
自分のこの15年間くらいの成長って、
少し仕事が早くなったり、多少料理ができるようになったり、野菜の栽培が上手くなったり、そのくらいです。
でもこの15年の間に世の中めちゃくちゃ進化しましたよね。
スマホが当たり前になって、電動自転車に普通に乗っていて、AIもでてきて、今後は「人間の仕事無くなるかも」とか言われてます。
もちろん個人と社会は比較にならないですが、
これって、自分の知らないところで考えられないくらいのエネルギーで何かを作り出している人たちがいるからですよね。
自分では想像できないくらいすごい人たちが沢山います。
それだったら未来の経済も大丈夫そう!
その人たちに投資をしよう!
と思ってます。
もし、全世界株式のインデックスに投資して、
20年後全世界の経済が今よりも悪くなって損をしてしまったとしたら、、、
どっちにしろそんな世界で希望は持てないし、その時は全員損してると思います。
何より、こんなにすごい人達がいてもどうにもならない経済だったのだから仕方がないと割り切れます。
今私はこんな思考を軸に投資をしています。
インデックス投資って何?
前項で私が書いた投資というのは、インデックス投資を指します。
もし、知ってるよーという方はここは飛ばしてください!
私は2006年に初めて投資をしたのですが、その時は株式投資しか知りませんでした。
身近な企業の株を2銘柄購入して、運よく合計で10万円ほど値上がりしたところで取引を終えました。ただ、当時、逆にこれだけ大きな額を損していたら最悪だな、という印象も強くて、投資でお金を増やしていこう!という気にはなりませんでした。
今思うと、
その時にインデックス投資を知っていて、そこからコツコツ積立をしていれば、、
というところなのですが、今更言っても仕方がありません。
ここでは、私が知らなくて後悔したインデックス投資について書いていきます。
インデックス投資は様々な種類があるのですが、
その中でも私が投資しているのは、米国株式と日本株式のイデックスです。
インデックス投資は、市場の値動きを示す指数(=インデックス)の値動きに連動をめざす投資信託などの商品に投資をすることをいいます。
指数には、以下のようなものがあります。
日本株式・・・日経平均株価(日経225、日経平均)、東証株価指数(TOPIX)
米国株式・・・NYダウ(ダウ平均株価)、S&P500指数、ナスダック総合指数
上記のような指数は、その国の代表的な複数銘柄で構成されているため、特定の企業のみの株を購入するよりも値動きの幅が小さいです。
また、投資信託は株式とは異なり、投資家から集めたお金を専門家が複数の銘柄に投資・運用をしてその利益を投資家に還元します。自分で個別銘柄を選ぶ必要がなく、投資のプロに任せられます。
これらのことから、インデックス投資は以下のメリットがあります。
もちろんデメリットもあります。
上記の通り元本割れのリスクはあります。
バブル崩壊、リーマンショック時のような、国の経済が悪化する際には株価指数も大きく下がることがあります。このため、インデックス投資では長期的な運用が重要になってきます。
以下、日経平均の過去20年のチャートです。
2008年のリーマンショック時は株価が大きく下落していますが、その後5年ほどで株価は回復し、今では、リーマンショック前の株価の約2倍になっています。
もし2008年の下落時に売ってしまっていたら、大きく損をしていますし、その後の上昇分の利益をえられていません。
以下米国のS&P500指数の過去20年のチャートです。
なんと、20年で株価は約5倍近く上昇しています。
このようにその国の経済成長に投資できるのはインデックス投資の大きな魅力です。
これから投資を始めるなら
そんな時はNISAで、全世界株式のインデックスに投資をすることをお勧めします。
昨年から今年にかけてすごく話題になった新NISAのことですね。
以下記事では、新NISA向けに証券会社のサービスを比較・紹介しています。
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【口座開設は無料】NISAの証券会社選びで迷っている人向けに4社のサービスを徹底比較
続きを見る
なぜNISAなのか
非課税だからです!
通常、運用益には20.315%の税金がかかりますが、
新NISAという制度の元ではこの税金がかかりません。
これって、100万円儲かったら、
通常の制度だと受け取れるのは約80万円、NISAだと100万円丸々受け取れます。
金額が大きければ大きいほどすごい差です🙂
だからこそ、投資枠が広がった今年から始まった新NISAはこれほど話題になったわけです。
NISAでは、年間最大360万円まで、合計で最大1800万円まで非課税で投資ができます。
もっと詳しく知りたい方は、金融庁の特設サイトが分かりやすいです。
なぜ全世界株式のインデックスなのか?
今、情報や知識が少ない方でも納得して投資がしやすいからです。
もちろん、米国は引き続き伸びるから、米国株インデックスがよい、と納得して投資できればそちらのほうがよいです。
つまり、どのインデックスに投資してもよいと思うのですが、
自分が納得して長期間運用できる指数にした方がよいということです。
投資した指数が信用できなくなって途中で売ってしまうと、そのまま持っていれば得られるはずだった利益が得られない可能性が高いです。そうならないように、納得して投資することが重要です。(もちろん途中で考えが変わって預け替えるのは全然OKです!)
全世界株式のインデックスを挙げたのは、特別な情報がなくても、納得して投資を始めやすいと思ったからです。何に投資してよいかわからなくて辞めてしまうのはもったいないですからね。
個別株などの他の投資は、NISAでインデックスに投資をしてから考えよう
投資は本当に沢山の種類があります。
このブログでもFXの自動売買や不動産クラウドファンディングのことを記事にしています。今後株の記事も書いていく予定です。
ただ、私はまずNISAでインデックス投資をはじめて、もっと投資に興味が出てきたときに考えればよいと思います。
なぜなら、インデックス投資よりも、個人の判断がパフォーマンスに影響するからです。
いきなりそんなリスクをとらずに、投資に慣れてから挑戦するのがよいかな、と思います。
ただ、無くなってもよいくらいの少額でやってみるのは全然ありだと思います!
日本株は証券会社によっては1株単位で買える場合もありますし、NISAでも投資ができます。
FX自動売買は最小投資額100円から、不動産クラウドファンディングは1万円から可能です。
増やす、というよりはまずは経験してみる、ですね。
これから一緒に投資ライフを楽しみましょう🎵
今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。