スワップ投資

【失敗?】保有中のメキシコペソ円がいつスワップで巻き返せるか計算してみた

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まずは私のメキシコペソ円の現在の状況です。

通貨ペア:メキシコペソ円
保有数量:10万通貨
平均建単価:8.521
建玉評価損益:-68,970円
スワップ:11,324円
評価損益:-57,646円

2024年8月15日時点のメキシコペソ円は7.83付近です。
最高値から下落し始めた6月くらいから、分割で少しづつ購入していました。

タイトルで「失敗?」と書いていますが、失敗、、してますね💦
見事に落ちるナイフをつかんでます!

長期的にみればメキシコの経済成長は続くかもしれませんが、一旦は逆風が続きそうです

本記事では、あとどのくらいの期間メキシコペソ円を保有し続ければ、評価損よりスワップ益が上回りそうか計算してみました。

メキシコペソ円に興味がある方はお付き合いください。

【ずっと買いたかったメキシコペソ円】購入した理由

メキシコペソ円は昨年から買いたくてずっとタイミングをみてました
そもそもなぜ買ったのか、簡単に説明します。

メキシコと日本の金利差でスワップポイントがもらえる

<2024年8月15日時点>

メキシコの政策金利   ➡ 10.75%
日本の政策金利     ➡  0.25%

メキシコの政策金利は現在10.75%、日本の政策金利は0.25%です。
この金利差によってメキシコペソ円を保有していると高いスワップポイントがもらえます。

メキシコペソ円のスワップポイント比較(2024/8/14時点)※1000通貨あたり

サービス名メキシコペソ円
GMOクリック証券 FXネオ27.5
DMM FX22
LIGHT FX23.1
みんなのFX22.1
松井証券FX21
トライオートFX27

※スワップポイントは日々変わります。

今後メキシコは利下げ、日本は利上げしていくことが見込まれているので、スワップポイントは少なくなっていくことが想定されますが、メキシコの政策金利が日本の政策金利を下回らない限りはスワップポイントはもらい続けることができます。

メキシコは引き続き経済成長していくと考えた

メキシコは長期的には今後も経済成長をしていくだろうと考えました。

メキシコが経済成長していくと考えた理由

  • 新興国のため、今後大きく成長する可能性がある
  • 人口の増加が続いている
  • 米国と友好な関係が築ければ、米国の経済成長の恩恵が受けれる

ただ、「今後数年で」というようなことではなく、長期的には成長していって通貨の価値も徐々に上がっていくだろうという漠然とした期待です。

少量を長期保有すればリスクは少ないと考えた

長期的な目線でメキシコの経済成長を考えていたため、少しずつ買っていこうと思っていました。少量であればロスカットされず長期保有ができるので、為替が下落したとしてもスワップポイントをもらい続けることができます。

そうすればリスクは少ないと考えていました。

どのくらいの期間メキシコペソ円を保有し続ければプラスになるか

為替は想定ができないので、一旦現在の水準が続くと仮定します。
金利も想定はできないですが、仮説を立てて、どのくらいの期間メキシコペソ円を保有し続ければプラスになるか計算してみます。

素人のかなりテキトーな仮説です!

メキシコと日本の金利差の仮説

ここでは、メキシコの政策金利、日本の政策金利の仮説を立てて、その仮説から両国の金利差を導き出します。

メキシコの政策金利の仮説

まず、2019年、2020年にメキシコが政策金利を下げた時の推移を参考にして、メキシコの政策金利の仮説を立てます。

2019年7月から2020年9月にかけて、メキシコの政策金利は当時の最高値の8.25%から最低値4.25%へ下がっています。
つまり、15か月間で政策金利を4%下げています1ヶ月に約0.25%ずつの下げです。

今回、同じように4%まで政策金利を下げる場合、メキシコの政策金利は以下の通り仮定できます。(利下げ決定前に計算しているので2024年8月は11.00%としています。ご了承ください)

24/89月10月11月12月25/12月3月4月5月
11.0010.7510.5010.2510.009.759.509.259.008.75
25/67月8月9月10月11月12月26/12月3月
8.508.258.07.757.507.257.006.756.506.25
26/45月6月7月8月9月10月11月12月-
6.005.255.505.255.004.754.504.254.00-

日本の政策金利の仮説

続いて日本の政策金利の仮説を立てます。これがすごく難しいんですよね。。
なんせ日本はずっとマイナス金利で政策金利を上げるのが久しぶり過ぎて、過去を参考にすること自体が難しいです。

なので、日本と同じで長くマイナス金利が続いていたスイスを参考にします。
スイスは2022年5月から2023年6月にかけて、当時の最低値の-0.75%から最高値の1.75%に政策金利を上げています。
つまり、12か月間で政策金利を2.5%上げています1ヶ月に約0.20%ずつの上げですが、メキシコと同じように0.25%刻みでスイスと同じ1.75%まで上げていくと仮定します。

24/34月5月6月7月8月9月10月11月12月
‐0.100.100.100.100.250.250.500.751.001.25
25/12月--------
1.501.75--------

実際はこの程度では収まらないと考えられますが、予想しようがないので、1.75%が続くという仮説にさせてください。

メキシコと日本の金利差の仮説

それでは上記で仮説を立てたメキシコと日本の政策金利の差をみていきます。

24/89月10月11月12月25/12月3月4月5月
10.5010.259.759.258.758.257.757.507.257.00
25/67月8月9月10月11月12月26/12月3月
6.756.506.256.005.255.505.255.004.754.50
26/45月6月7月8月9月10月11月12月以降
4.254.003.753.503.253.002.752.502.252.25

この仮説だと、2026年12月には両国の金利差は2.25%まで縮まります。
スワップポイント大丈夫でしょうか、、

2024年8月から2026年12月までの平均金利差は約6.0%でした

スワップポイントの仮説

それでは前の項のメキシコと日本の政策金利の差の仮説をもとにスワップ金利がどれくらいになるのかみていきます。
前提として、私は松井証券FXでメキシコペソ円を購入しているので、松井証券FXのスワップポイントの水準で考えていきます。

計算を簡単にするために、金利差の最高値11.35%の時のスワップポイントが25だったので、金利差が約6.0%だと、スワップポイントは約半分の12と仮定します。この仮説、かなりの確率で間違っていますが、そもそもスワップポイントの想定が不可能なのでお許しください

2024年8月から2026年12月までの平均金利差は約6.0%でしたので、2024年8月から2026年12月までに受け取れるスワップポイントは平均1日12とします!

というわけで、2026年12月までにもらえるスワップポイントは以下のとおり計算できます!

1ヶ月のスワップポイント

12×10(万通貨)×30日=3600円

2024年8月から2026年12月までの29か月間でもらえるスワップポイント

3600×29(か月)=104.400円

約2年半で10万円分です!

そもそも仮説がいい加減なのであてにはなりませんが「2年くらいで今のマイナス約6万円が解消されるかもしれない」ということが分かりました。

長期保有を想定して購入しているので今のところ損切は考えていませんが、経済状況次第ですね。逆に向こう数年単位では購入していく可能性もあります。

まとめ

本記事のまとめ

  • 2年くらい保有していればプラスになるかも!?
  • 今後の経済状況次第で損切、買い増しを検討。
  • メキシコの経済成長には引き続き期待。

今回の記事は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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