考え

ジャンルを絞らずに市場全体から投資チャンスを探す話

※当ブログのリンクには、広告が含まれていることがあります。

「FXトレーダー」⇒ FXトレードの戦略や為替の動向を発信
「米国株投資家」⇒ 米株市場や米国ニュースについて発信

SNS上での投資に関する発信は、こんな感じで、わかりやすい肩書でジャンルを絞って発信されるケースが多いですよね。

WEBマーケティング的に当然のことなのですが、投資を始める方はそれを見て「自分はどのジャンルで投資をしよう?」みたいに考える方が多いのではないかと思います。

例えば、

自分にとって身近な日本株で投資してみよう
大きく儲けたいからFXで頑張る!
近年調子がいい米国株でテンバガーを目指そう

とかです。

それって普通のことですし、特定のジャンルに労力を一極集中させた方がいい面もあるとも思います。私も以前そうしていました。

でも、今はそれだけではもったいないと思ったので、今回の記事はタイトル通り「市場全体から投資チャンスを探す」話をしたいと思います。ここで言う「市場全体」というのは、株式市場だけでなく債券、コモディティ等の様々な資産クラスも含めた「投資できる市場全て」のことです。

「自分の投資の可能性を広げたい」という方に読んでいただけると幸いです。

それでは早速いってみましょう。

市場全体から投資チャンスを探すとはどういうことか

以下、一般的に投資できる対象となるものです。

もしかしたら、不動産やコモディティは富裕層向けの投資対象というイメージがあったり、債券や株式指数は投資の仕方がよくわからないといった理由で、距離を感じるかもしれません。

しかし、今はどの投資対象も少額から簡単に始められます。

例えば、不動産は不動産クラウドファンディング、コモディティは投資信託やETF、CFDで少額から投資可能です。また、債券は個別債権以外にもETFがありますし、株式指数は投資信託のインデックスやくりっく株365などのCFDでも投資が出来ます。

心理的な距離を捨てて、投資対象全体の中からその時の金利政策や経済状況によって優位になっているものに投資をしていくとよいチャンスを増やせそうだなと思ったので、今回はその話をしたいと思います。

言語化するのがすごく難しいので、次からの例を見ていただいて、少しでもイメージしていただければよいなと思います。

例1 インフレの変動がある中でのスワップ投資

近年でスワップ投資のよいチャンスだったと思う例を2つ紹介します。

メキシコペソ円のスワップ投資

メキシコのインフレ初期の2021年後半からピークの2023年3月頃まで、メキシコペソ円はスワップ投資のチャンスがありました。

メキシコペソ円の過去20年のチャートです。

2021年後半~2023年初旬までのメキシコペソ円を取り巻く状況

  • メキシコ中央銀行
    2021年7月から2023年4月まで政策金利を継続的に引き上げ
  • メキシコのインフレ状況
    2021年初めから2022年8 月までインフレの重要な指標である消費者物価指数(CPI)は上昇を続け、2022年10月ごろから下がり始めたが2024年5月時点でも4.5%を超えている。
  • メキシコと日本の政策金利
    メキシコの政策金利 ➡ 4.25%~(最終的に11.25%まで上昇)
    日本の政策金利   ➡ ‐0.10%
    両国の金利差によりメキシコペソ保有でスワップポイントがもらえる

一般的に政策金利を上げるとその国の通貨の価値は上がる傾向にあります。日本ではインフレも起こらず政策金利を上げる動きが一切なかったことを考えると、それだけでもメキシコペソ高になる可能性が高かったです。

メキシコの政策金利は最終的に11.25%まであがったため、ここ2年くらい長期保有出来た方はかなり利益が出たのではないでしょうか。

因みに私は当時まだスワップ投資を知らなかったので投資できませんでした!
自分は投資できていないので「たられば」になってしまいますが、スワップ投資を知らなかった自分がめっちゃ悔しかったので例として挙げてみました🤣

メキシコペソは2024年7月現在も上昇トレンドの中にあります。しかし、次期大統領の政策が経済発展を阻害するのではないかという投資家の懸念や、今後の利下げの可能性を考えると、メキシコペソ円のスワップ投資に対しては意見が分かれるところだと思います。

このため、分かりやすいチャンスという意味では2023年初旬までが妥当かと思いました。

米ドルスイスフランのスワップ投資

続いて、米ドルスイスフランのスワップ投資についてです。

昨年(2023年)の12月、米ドルスイスフランにチャンスを見つけて投資を行い、無事利益を出すことができました。

2023年、スイス中央銀行はインフレ対策のためにフラン買いを積極的に行っていました。このため、2023年末に米ドルスイスフランは12年ぶりのスイスフラン高となっていました。

米ドルスイスフランの過去2年のチャートです。

当時の米ドルスイスフランを取り巻く状況を簡単にまとめました。

2023年12月時点_米ドルスイスフランを取り巻く状況

  • スイス中央銀行
    インフレ抑制のため仕方なくスイスフランを購入してスイスフラン高へ導いていたが、基本的にスイスフラン高は好ましくない
  • スイスのインフレ状況
    2023年12月発表された11月のインフレの重要な指標である消費者物価指数(CPI)は、10月の1.7%から0.3%減の1.4%となり、インフレはおさまりつつあると考えられる状況(つまり、スイス中央銀行がこれ以上スイスフランを購入する理由がなくなる)
  • 米ドルスイスフランの価格
    12年ぶりのスイスフラン高
  • 米国とスイスの政策金利
    スイスの政策金利    ➡ 1.75%
    アメリカの政策金利   ➡ 5.50%
    両国の金利差により米ドルスイスフラン保有で年利約15%のスワップポイントがもらえる

このように、米ドルスイスフランを購入するチャンスと考えられる条件が揃っていて、数か月から1年を保有し続ければ損をする可能性がかなり低いと考えて、投資をしました。詳細はこちらの記事に書いています。

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【追記:利確しました】ドルフラン取引レポート【スワップポイント投資】

続きを見る

年に何度もあるチャンスではないですが、アンテナをはっていると分かりやすいチャンスが時々あります。

インフレ期は丁寧に通貨を見て行くとスワップ投資のチャンスがありそうです!

例2 米国の金利下落局面での債券ETF投資

こちらは今注目されているので、すでに投資されている方も多いかもしれません。

金利と債券は逆相関の関係にあるので、金利が上がれば債券ETFは下落し、金利が下がれば債券ETFは上昇します。今、米国金利は高止まりしていますが、今後下がっていくことが見込まれているので、米国債券ETFにチャンスがあると考えている人が多いです。

現在の米国債券ETFを取り巻く状況

  • アメリカの失業率
    6月失業率:4.1%(前月4.0%から上昇)
  • アメリカの消費者物価指数(CPI)
    5月消費者物価指数(CPI):3.3%(3月から2か月連続で下落)

債券ETFの動きは金利次第なので、金利を動かすアメリカの経済指標を追いかけていれば理解ができます。

金利が上がるか下がるか予想するには難しいですが、もし、一時的に金利が上がるとしても、長期目線でいつかは下がると考えられますので、配当金をもらいながらじっくり待つことができます。

松井証券での6/24~6/28の米国株ETFの売買代金ランキングです。

画像は松井証券HPより引用

株も含めたETFのランキングですが債券ETFが10位以内に3つも入っています!
いかに注目されているかが分かりますね。

債券ETFについては以下記事で取り上げています。
気になる方はぜひ覗いてみてください。

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【米国債券ETF】NISAで買える?注目のEDVとTLTを徹底比較

続きを見る

例3 米国の金利下落局面での金(ゴールド)投資

例1、例2と比較すると分かりやすいチャンスかは分かりませんが、個人的には2023年末から金(ゴールド)に注目しています。

実際に、1月初旬にくりっく株365で金ETFを購入して、現在も保有中です。

くりっく株365(取引所CFD)の金ETFを買いました【過去実績も紹介】

続きを見る

2024年の金(ゴールド)を取り巻く状況

  • 近年新興国が金の保有率を増加させている
    中国は2024年5月に金の増加が停止したが、インドは保有増を継続
  • インフレが落ち着くとともにドルも下落すると予想されている
    金(ゴールド)はドルと逆相関関係にあるため、上昇が期待される

金は希少価値が高く価格が下がりにくいという特徴もあるので、長期的に保有しながら上昇を待てるというメリットもあります。

例4 インフレ時、リスクヘッジとしての不動産投資

一般的に不動産はインフレに伴い価値が上がるとされています。日本のインフレは加速するという見方もありますので、不動産価格が上昇していく可能性があります。

ただし、不動産は立地などの条件によって選び方が重要になるので、個人が現物投資を行うのはハードルが高いです。

そこで選択肢の一つとして考えられるのが不動産クラウドファンディングです。
プロに任せて少額から不動産投資が行えます。

不動産クラウドファンディングって何?初心者でもできる?【丁寧解説】

続きを見る

インフレ時のリスクヘッジとして有効な投資だと思います!

以上、4つの例でした。

例に挙げたのはあくまでも個人的に選んだチャンスですが、市場全体から金利政策や経済状況を軸に投資チャンスを探す方法もあるということをイメージしていただけたかなと思います。

金利政策や経済状況は変化に時間がかかります。
また、個別銘柄のように1企業のことではなく国全体のことなので、急に想定外の方向へ行く可能性が少ないです。金利政策や経済状況を軸に投資を行うことで、リスクを抑えた投資が出来るかもしれません。

チャンスかどうか判断するために見るべきこと2つ

市場全体からチャンスを探すのは大変なようにも感じますが、そう難しくもありません。自分で0から見つけなくとも、SNS上で話題を見つけて、それを自分で精査していくことでチャンスは発見できると思います。

ここでは情報やアイデアが出てきたときに、気を付けて見るべきことを2つ紹介します。

1.最重要項目は金利

市場全体から投資チャンスを見つける場合、「金利」が最重要項目です。
一般的に、金利の動きは以下の価格と相関、逆相関するといわれています。

金利と相関関係:通貨
金利と逆相関関係:債券、金

この他にも金利は他の様々な価格に影響します。
何かの投資対象が話題に上がった時は、金利から読み解くと動きが理解できてきます!

どういう理由があったとしても、金利の動きから想定される動きと逆のアイデアで投資することは避けた方がよいと個人的には思います。

2.中央銀行がしたいことを理解する

中央銀行にとって一番大事なことはインフレをコントロールすることです。
コントロールするために政策金利を動かします。

このため、金利を動かす力を持っている中央銀行の意向は注視しておく必要があります。

特にインフレ期には日銀総裁やアメリカのFRB長官の発言によって株価が大きく変動することがありますよね。投資家は、今後の中央銀行のインフレに対する対応を予測して動きますので、彼らがどう考えているかを見極めて売買をしています。

憶測しすぎるのはよくないと思いますが、ざっくりとでも中央銀行の意向を理解しておくと全体が理解しやすいと思います。

【まとめ】視野を広げてチャンスをつかもう

ここ数年、株価ばかり見ていて「初心者の自分でもできる他の投資チャンスを見逃してしまっていた」と反省する場面が結構ありました😅

そこで意識を変えて、常に全体を見ながら投資を行うようにしてみると、勉強になるし利益も伸びました。

今回は、自分でも明確な説明ができると思った例を挙げましたが、インフレが動く時には銀行セクターやエネルギーセクターに注目したり、金利が下がってきた時にグロース株を検討する等、他にもアイデアは沢山あります。

いきづまった時は視野を広げてみるとチャンスがあるかもしれません!
チャンスは必ずくるので焦らず投資を楽しみましょう🌟

今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。



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